2013年02月09日

「東京家族」

年老いた親は田舎で、息子や娘たちは都会で暮らす…
それぞれの生活が別にある。
看護をしていると、このような家族背景の患者さんに出会うことがあります。
若かった頃には、
「一緒に暮らせないの?…」など思ったものです。

人って、住み慣れた土地や近所の人々に囲まれて生き抜くことが
どんなに幸せなことか、この映画は伝えてくれます。

家族愛や人間の日常を描く山田洋次監督。
身内の優しさ、冷酷さを実に淡々と面白く描いている作品は
二時間半、あっという間に過ぎました。

「その人らしい人生を支える看護」をめざすとき、
この映画もなかなか得るものがあります。
隣近所のおつきあいや、社会福祉の充実などが
ますます必要な時代になってくることを考えてました。
そして、最期の時間を悔いのないものに
関われる看護師でありたいと思うのです。
そして、親とは?家族とは?を考える反省しきりの時間でもありました。



それから、もう一作品「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」も
人生に置き換えて観れました。

次に観たいのは「アウトロー」です…(わくわく)












  


Posted by しんなーす at 00:15Comments(0)