2012年06月21日
人の命を助けるということ
昨夜、台風のニュースを気にしていて
「37歳で医者になった僕」最終回を見逃してしまいました。
このドラマで、研修医が
「目の前にある命を助けるために…医者になった!」という叫びが、耳に残っています。
くすぐったい言い方かもしれませんが
愛する人を救いたいということも原点かもしれません。
先日このような講演会を聴く機会がありました。
「臨床医が研究をするということ」…糸川昌成先生
臨床医であり、研究医でもある先生が、
患者の傍にいるからこそ、醸し出す雰囲気などの細かな症状などを知ったうえで
統合性失調症の遺伝子を追求し、治療薬を発明していく旅のようなお話し…
遺伝子や治験の重要さとか、
薬剤の意義などあらためて感心し、
それはそれは、明るい医療を感じさせる話しです。
終了したかのような講演会は、最後に自身の生い立ちの紹介がありました。
幼少の頃、母親は病気で亡くなり、祖母に育てられました。
医師になり、精神科医となり、今、病気の遺伝子を発見し、治療薬を開発しています。
実はその母親が統合性失調症だったという告白があったのです。
あれっ? 時間がかかりましたが
最後にこんな物語りを知り、愛する人を救うための医療と繋がりました。
しばしの沈黙と拍手喝采でした。

Posted by しんなーす at 01:19│Comments(0)
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