2012年08月21日

看護のお仕事


高校生、中学生の看護師体験学習も終盤になってきました。

オリエンテーションでは、必ず看護師の仕事を説明します。

保助看法(保健師・助産師・看護師法)では
「診療の補助と療養の世話」と定義されています。
注射や手術などの治療を行うことは想像ができても
日常の生活のお世話というものをどう伝えるか…

「自分の生活を振り返ってみて、毎日何してますか?」の問いをしました。
本日の中学生4人の生徒さんが、ひとりづつ以下のように答えました。

   ☆ ごはんを食べること
   ☆ 寝ること
   ☆ お風呂に入ること
   ☆ トイレにいくこと
   ☆ 運動すること
   ☆ 歯や顔を洗うこと
   ☆ 勉強すること
   ☆ テレビを観ること
   ☆ 会話をすること

この答え、なんて素晴らしいことでしょう。
病気や障害があっても、このような点に困ることのないように
援助することなんですよね、看護って。
だから、決してきれいでカッコいい仕事ばかりではありません。
排泄など、患者さんが羞恥心を持つことなく、すっきりと援助ができるようなことも
看護師の役割なのです。
それが辛いようならば、厳しい仕事でもありますよ、なんてお伝えします。


こんな話しを真剣で、キラキラした眼差しで聴いた後、現場の体験に送り出します。
通りゆく方々から「職業体験ね。頑張って!」とエールをくださり
みんながんばっちゃいますから、終わった時はかなり疲れきってます。
さあ、あと二日がんばって、がんばって!


以下は、看護の風景を高校生がスケッチしたもの、味わい深いです。

食事の風景


身体を拭いている風景


びっくりがいっぱいの手術室の風景



  


Posted by しんなーす at 23:50Comments(2)

2012年08月21日

進学支援


先週末のこと、看護師の進学支援のため
近隣の看護学校の入学説明会に参加しました。

この看護学校は、自治体の大規模病院に併設されています。
「ハード面は去ることながら、在校生や教員たち自身が自慢です。」
と、副校長がご挨拶をされました。
自慢の学生さんや教員の皆さんの手作りの学校説明会は
とても温かく、また学生さんの本音が垣間見えた会でした。
准看護師が看護師資格を取得するコースである働きながらの学業では、
「過酷」で3年は長く厳しいとのこと。
仕事と学業の両立の厳しさがつたわりました。
その中でも、志が同じ仲間がいるから乗り越えたり
病院の協力があってこそ成立するものです。
現役の学生さんには
自分が選んだ道に間違いはないことを信じてがんばってほしいなあ、と思いました。

他のブースでは、「個人相談コーナー」 「模擬授業」
「在校生の学校プレゼンテーション」などが開催されていました。


プレゼンテーションのひとこま

載帽式


学生さんたち


学生川柳


ここにもナイチンゲールの教え



同行した看護師たちは、どうだっただろう…
時間をかけて選んでください。
そして学習の機会を得るために、ぜひチャレンジしてください。

紹介のスライドショーを観て
自分の学生時代と比べてました。
何てきれいな洗練されたお嬢さんたちでしょう。
実はこの学校、私の母校なのでちょっと感慨深い時間でした。



  


Posted by しんなーす at 06:09Comments(0)