2012年11月06日

スキンケアと看護師


褥瘡(じょくそう)=床づれが発生するような看護は、恥ずかしいものである。

看護現場では、栄養状態の不良など
褥瘡の発生因子が高い患者さんが多くみえます。
患者さんへの予防対策がとられているか、
また褥瘡に対して的確な評価とケアが講じられているか等が問われます。

医療看護の質を問う一つの側面として、
栄養管理と褥瘡対策の医療チームが日々活動しています。

本日は、褥瘡評価の研修を看護師対象に行っていました。
誰もが同じスケール(ものさし)をつかって評価できるように
DESIGN(デザイン)分類が褥瘡学会から出されています。

深さ 大きさ 浸出液 炎症 壊子組織 ポケットの有無などの評価基準があるのだそうです。
今日は、事例を観ながら評価の統一を図ろうというのが狙いです。
2D画面での判定は難しかったのですが
考え方を知るいい機会でした。

先日、青森での看護サミットでのこと、
東京大学の真田教授のシンポジウムを聴講しました。
もはや褥瘡ケアも看護師が評価をし、治療を任される時代になってきています。
ポケット状になった褥瘡の測定は、摂子では傷をつくってしまうため
細いカメラを挿入し、皮膚に透けた光源をマーキングしていくのです。
聴診器を日常使用するように、看護師がカメラやエコーを使用する時代が
近い将来はやってくるものだと実感しました。

当院でもこのように学習し、また看護師がフットケア(足外来)を担当しています。
本日は非常に専門的な用語を使いましたが
患者さん方々も、床づれのことや足のご心配がありましたら
どうぞご相談ください。

本日の講師薬剤師と看護師たち
 

足外来は火曜日 午後予約制です。
足の角質ケアや爪ケア、壊疽した皮膚を改善します。
巻き爪の痛さがある患者さんは
フットケアを知って受診してくださいました。
爪をワイヤーでひろげていきます。
痛みがとれて、楽になったとのこと。
他の医院からの紹介患者さんも増えてきました。
担当者は、外来看護課長。 そっくりです(笑)



番外編
スキンケアには栄養が大事ということで
収穫したての、土のついた里芋たちを頂きました!ありがとう。
大根は早、煮物で頂きました。とろけるように柔らかかった。
新鮮な里芋も美味しく変身させなきゃ…ね。



  


Posted by しんなーす at 00:54Comments(4)